ドルオタ記

オタクの現場メモ

ハムレット 観劇メモ

HAMLET -ハムレット- 東京グローブ座

9月28日 18:30 公演

当日券整理番号 80番以降

 

お昼ご飯はポポラマーマでヨード卵光のレッドカルボナーラ

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ポポラフーマ

 

 15:00すぎにグローブ座に到着。ハムレットの看板を撮り、先にグッズを購入。とってもおしゃれなぼーるぺんはとってもおしゃれなぼーるぺんでした。

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グッズとフライヤー

 

その後、受け付け開始時間まで新大久保を観光。Juice=Juiceの稲場愛香ちゃんが1年くらい前に食べていたチーズハットクを発見し購入。

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チーズハットク

 

17:00ごろグローブ座に戻り、17:10ごろから当日券受け付け開始。

係りの方の案内で番号順に整列し、順番にチケットを購入。整理番号が後ろのほうである私が入場したのは18:15ごろ。そのころにはグッズが売り切れていたようです。双眼鏡申請はすぐにできました。座種はB席で、ステージ下手が見えない見切れ席でした。ただ、表情は肉眼で見ることが出来たのでそれはすごく良かったです。

 

※以下ネタバレあり※

 

ハムレットの感想や気になったことについて、ホテルで書き連ねたメモ

(時系列バラバラ)

 

ハムレット

時をかける少女」のジュリエット役の練習をしている時の翔平くんみたいな感じなのかなと思っていたけれど、その時とは声の出し方が全然違うと思った。

王の幽霊が中心にいて、回転舞台の端にいるハムレット。父の死の理由を聞きひざから崩れ落ちる。ハムレットが回転することによってハムレットの心の揺れや動揺をより感じた。「血液が凝固し、皮膚は~」のあたりでふるふると首を横に振ったり王が「命」といった瞬間に顔をあげたり。

顔をあげたりのけぞると髪の毛がファサッとして舞台映えする。

筋肉よ急に老け込むなのセリフ好き。

花冠姿かわいい。花冠はもしかしてオフィーリアが作ったものなのかな。

「元気!!!ありがとう!!!」のところ、風磨くんらしさが出ていた。

小島よしおのウィ~!!みたいな仕草でふざけるハムレット

狂ったふりをしたハムレットが台詞を言った後に口をあけて固まるのが可愛い。全体的にもっと飄々とした口ぶりのイメージだった。

ポローニアスに、これ以上いただいてほしいものはおれの命くらいだというところ背筋がヒヤッとした。

それまでは怒りをあらわにした様子ではなかったのに、突然ギルデンスターンを「呼びつけか?(呼び出しか)」と机にたたきつけるシーン迫力があってぞっとした。そのままテーブルクロスごとギルデンスターンをひきずるときの布がスルスルと折りたたまれ綺麗だった。

ギルデンスターンに笛をつっこむところもめちゃくちゃ怖かった。

観劇時、ガートルードに隣に来るよう呼ばれたが「もっと強い磁力が~(ここの動き本当に何かの引力にひきつけられているようでかわいかった。)」とオフィーリアのところに行ったのは、ガートルードの隣だとクローディアスの表情が見えないためか、ただオフィーリアのところに行きたかっただけなのか、または両方か。

狂気のハムレット、感情をコントロールできているうちは言葉遊びのような発言をしたりしているが、コントロールできる範疇を超えて本気でカッとなると音を立てて乱暴している。ギルデンスターンに対してや、ガートルードを机に押し付けるときや、オフィーリアに手紙を返された後、髪の毛をつかむところなど。

ガートルードの部屋で絵画を見ながら話すシーン、「目がないんですか?」を二回言う。このセリフも好き。

オフィーリアに後ろから抱きしめられたとき、すぐに振り払わずいったんグッと止まってから振り払う。「尼寺へ行け!」は最初のほうは強めに言うが、一番最後はドアにもたれかかるようにして、絞り出すように「尼寺へ・・・行ってしまえ・・・」。ここめちゃくちゃ切なくていろんな感情でぐちゃぐちゃなんだろうなと思った。本で読んだ時は、こんなに切ない「尼寺へ行け」だとは思わなかった。

ガートルードの部屋から去る際、何度もおやすみなさいという。

祈るクローディアスを後ろから刺そうとして葛藤するシーン、かなりギリギリの本当に刺す寸前での葛藤だなぁ。

レアディーズがオフィーリアの亡骸を横たわらせたまま抱きかかえるようにしたのに対して、ハムレットは身体を抱き寄せてまるでオフィーリアが生きて立っているような態勢だった。その際のハムレットの表情がすっごい好き。

鼠だ!のところ、布越しに刺すのかと思ったら、幕の裏へ行って刺して返り血を浴びて出てくる。白い肌と金色の髪によく映える。サスペンダーが肩から落ちて乱れている。ポローニアスは「あぁ、やられた」と結構あっけなく死んでしまう。

ポローニアスの亡骸を足で転がして「うろちょろしているから~」と吐き捨て両足を持って引きずったのに対し、毒入り酒で息を引き取ったガートルードの亡骸は抱きかかえて嘆く。

オズリックとのやりとりジタバタするところ、風磨くんニヤニヤしている。

ひざ枕のときや、腰をつかんで突き上げるような動き、乳首に敬礼で胸の形と乳首のジェスチャー、ちょいちょい下ネタがあるね。

毒が回りはじめ少しゆらゆらしながらレアディーズの剣を奪い取り空を切る動きめっっっちゃかっこいい。

死に際のハムレット、王を殺した後に王が座っていた椅子に座っている。

次の王位はフォーティンブラスと叫ぶところ、もう一回見たい。

息を引き取るハムレットにホレイショーがおやすみなさいと声をかける。

 

オフィーリア

もっと控えめでおとなしいイメージだったけれど、年相応のかわいい女の子って感じ。ジブリに出てくるおてんばな女の子みたいだと感じた。

グレーの布を纏ったオフィーリア、やけに明るく歌っていたかと思えば次の瞬間には正気を取り戻して父の死を嘆くよう。オフィーリアの動きに合わせてグレーの布に綺麗なドレープが出る。「男がいうの!アバズレなんかと一緒になれない」と力を込めて歌っているとき握りしめた布によるしわが綺麗だった。キャハハハと布を纏ったまま笑い転げるオフィーリア、暗い布とその中のやけに明るいオフィーリアがアンバランスで恐ろしく感じると同時に憐れ、かわいそうだとおもった。子供みたい。

何度もおやすみなさいといって退場。

狂気のオフィーリアが、レアディーズのもとへ駆けつけ首に両腕を回してぎゅっと抱きしめるシーン。恋人に裏切られ父を亡くしたオフィーリアにとって唯一の心のよりどころは兄であるレアディーズだったのかなと思うと胸が締め付けられた。

「あなたには~を、あなたには~を」と花を渡すシーン、松岡さんの翻訳の脚注にはどちらをガートルードに、どちらをクローディアスにあげたかの解釈は2通りありそうだったが、そのどちらでもなく、レアディーズとともに乗りこんだ民衆?にあげていた。

 

ガートルード

心が乱れるとしきりにグラスを口に運ぶ。劇中の誓いを聞き動揺しているときや、ポローニアスの話にいらついているとき。目線やかすかな動きでいらだちを表現していてすごい。

オフィーリアがハムレットからの手紙を読み上げ泣いて立ち去るシーン、ハムレットの書いた手紙の続きが気になるようで、立ち去るオフィーリアも気にしているけれど、それよりも気になる手紙のほうへ寄っていった。

ガートルードは、なぜそんなにも狂ったオフィーリアに会うのを拒むのか。ハムレットがポローニアスを殺してしまった負い目?

オフィーリアの死を伝えに来たとき、クローディアスとレアディーズが直前まで毒入り酒の話をしていたが、その話は聞こえていたのか否か。

ハムレットを気違いだというポローニアスの話にイライラ、部屋でハムレットを待つときもイライラ。良くしゃべるポローニアスのことがあまり好きではないのかもしれない。

みんなが拍手する場面で1人だけ拍手していない時が何度かある。レアディーズとの戦いでハムレットが先に1本とったときは拍手していた。

 

クローディアス

もっと極悪非道のイメージだったけれど、人間らしく弱さを感じる。

ガートルードが毒入り酒を飲んでしまうシーン、本気で引き留めればガートルードが命を失うことはなかったが、本気で阻止しようとはしなかった。不自然に阻止すれば、自分の企てがばれてしまうためだろうか。一瞬の迷いのうちにガートルードが酒を飲んでしまったため手遅れになってしまった。ガートルードよりも自分が大切。

死に際に王冠を頭から外して天に掲げるシーン。祈りの際に、罪を犯して得たもの(王冠、妃)をまだ持っているので天国に行けないようなことを言っていた気がするので、ガートルードを亡くし、王位の象徴である王冠を外すことで罪を犯して得たものを失う。もしくは手放そうとしている。

 

ローゼンクランツとギルデンスターン

ぴしっとセットした髪型と、カラフルなスーツ。

ローゼンクランツは大きなリアクションとやたらとでかい声。ハムレットに王の差し金か問い詰められたときに「どうしよう」って相談していて嘘つくの苦手そう。

ギルデンスターンは帽子をくるくる回したりぴょこぴょこ飛び歩いたり、コミカルな動きで小物感、調子の良いやつ感が出ていた。ハムレットに暴力を振るわれていたのはギルデンスターンだけ?

 

そのほか感想など

劇団の女性役の人、所作がすごくきれい。

予習は、ハムレットのあらすじの本と松岡さん訳の本を読んだだけだけれど、本で読んだ台詞が沢山出てきたので、予習しておいてよかったなぁと思った。

パンフレット終演後にホテルで読んだんだけれど、先に読んでおいてもよかったなぁ。

セットはほとんどない。主に机といす。光や音で最初の霧がかったシーンなどの場面を表現していた。セットが無くてもその場面が見えてくるんだなあと思った。王の幽霊登場時、ゆっくりゆっくり歩く姿。圧倒的存在感。見ているこちら側も思わず息をのんだ。

幽霊が出ていた時間について、100数えるくらい! いや!~。と話すマーセラス、バナードー、ホレイショーの鬼気せまるやりとり、マーセラスとバナードーがいきぴったりだった。

1幕で場面が変わるたびにドォォン、ドォォンと大砲の音、いろいろなことが起こっている間ずっとクローディアスたちはどんちゃん騒ぎしていたんだなぁ。

「おやすみなさい」というセリフが何度も出てくるが、「さようなら」の意味合いを持っているように感じた。

ホレイショーが毒入り酒を飲み干そうとしてぐっと止まる瞬間。一人だけ生きるのつらいよなぁ。

「いまこなくても~」のセリフ、いろんな雑誌でもみていたセリフだから、生で聴けたの感動した。なんで私の耳には録音機能ついていないのか。なんで私の目には録画機能がついていないのか。

見切れ席だったため、最初の階段?に座って本を読むハムレットの姿は全く見えず。

葬儀がオフィーリアのものだとわかる時の表情はしっかり見られたのよかった。

席についてすぐに分かるくらいに空気が乾燥している。マスク持って行って良かった。

双眼鏡は一応持って行ったけれど、おおよその表情が確認できる近さであったためか使わないことが多かった。「初見だと双眼鏡で推しを見ている間に知らない展開があったりする。双眼鏡で見ることに無意識に集中するから、なしで見ているときよりも双眼鏡を使ってみているシーンのほうが、台詞が脳に届きづらいし覚えづらい気がする。」という舞台に馴染みのある友人の言葉に納得。もちろん風磨君の顔もみたいけれど、他の人物の動きや演出もみたいから、双眼鏡でずっと見ているのはもったいないと思った。

 

Sexy Zoneのオタクになって初めて生で風磨君を見たんだけれど、初めての現場がハムレットで良かった。舞台は今までDVD化された前例が少ないと聞いて驚いたけれど、もっともっとじっくり見たいので、ぜひ映像化されてほしいな。

 

ライトアップされた東京グローブ座、とってもきれいでした。

 

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グローブ座

 

翌朝、品川駅で菊池メロンパンも買えましたよ。

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メロンパン