ドルオタ記

オタクの現場メモ

ザワを見て塩野瑛久さんが気になって里見八犬伝といのちスケッチを見に行った話

はじまりはHiGH&LOW THE WORSTの映画を見たこと。

 

ハイローファンに誘われて映画を観に行くことになったんだけれど予習する時間なくて「LDHの人たちがボコりあう映画」ってイメージしかない状態で映画観たのね。しかもそのとき完全に自業自得の体調不良(病気ではない)で頭回んなくて、映画後も「ハイロー知識ほぼゼロだけど結構面白かったな」とか「アクションすごかったな」とかぼんやりした感想しか沸いてこなかったの。

 

自分が思っていた以上にその日体調悪くて、そのまま帰宅して布団で眠っていたんだけれど、寝てちょっと体調回復したら、それまで失っていた感情を全部取り戻した。突然「あれ・・・鳳仙の金髪サングラスめちゃくちゃ良かったな・・・。」って小田島の映像が走馬灯のように過ぎていって、気づいた。

 

「あの人、ちゃんと上着着ていなかったな。」って。

 

私は上着をちゃんと着ていない人が大好きなのである。(例:菊池風磨

 

えっ、鳳仙の金髪サングラス好き・・・・・・・。

 

思い返してみると、「およよ~」とか「まいどぉ 殺し屋鳳仙だす」「や~っておしまい」「クスリだめぜったい!!!」とかしゃがんでる姿とか、轟見つけて人をかき分けていく姿とか、脚立持って特攻している姿とか、サングラスのレンズ外れちゃってるのとか、サングラスずらして驚いている姿とか、ふらふらのさちおを支えようとする姿とか、め~~~~~っちゃ最高じゃない???ってなって、興奮して夜眠れなくなった。

 

今更ホームページみたりして「小田島有剣」って名前を知って、Twitterで小田島有剣検索して、気持ちが抑えきれなくなって1週間もしないうちに1人でもう一回映画観にいった。パンフも買った。

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 のちに「たつのめんどくしゃ~い」ってお姫様抱っこされるシーンがカットされたという話を聞いたり、塩野瑛久さんが「とどろきしゃん」って投稿しているの見て、この俳優さんめちゃくちゃ自分の魅力分かっててあざといな???って思った。

 

私は自分の魅力を分かっていてあざとい行動を取る人が大好きなのである。(例:菊池風磨稲場愛香

塩野瑛久さんめちゃくちゃ気になり始めてて検索しているうちに「舞台 里見八犬伝」に出演していて、まだチケット買えることに気づいてしまった。しかも舞台終演後にアフタートークまである。でも舞台のチケットって決して安くないし、ただでさえジャニーズやハロプロで最近お金使いすぎだなって反省していたところだった。あと、私が好きなのが「小田島有剣」なのか「塩野瑛久」なのかがまだはっきりしていなかった。でもこれだけははっきりしていた。

 

「犬坂毛野の役柄、私絶対好きなやつだ。」って

 

いままでのオタク人生上、とりあえず一旦見てみるのが良いと思った私は結局チケットを購入した。初めてHiGH&LOW THE WORST鑑賞してから里見八犬伝のチケットを買うまでわずか4日間の出来事である。

 

 

※ここからは「舞台 里見八犬伝」のネタバレを含みます。※

11月23日 夜公演

11月24日 夜公演

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結論から言うと、舞台のチケット買って本当によかった。すぐにパンフを買う女なので、パンフも買った。

終演後にメモしたので記憶違いもあると思いますが、舞台の感想や好きなところなどを箇条書きで書いていきます。(だいたい毛野のこと)

 

・岩(階段)めちゃくちゃ動くし足場悪そうなのに駆け上がったり駆け下りたりしているのすごい。

・玉梓に無念をとられる浜路、本当に身体が浮いているようだったし、口づけで無念をとられているのめちゃくちゃセクシーで「えっこれ見ていいの!?」って思った。その後玉梓のほうに引き寄せられていく浜路の足さばき、魔力によって宙につられているようですごかった。

・照明がピンクになりィヨォ~ ポン みたいな音が鳴る。

・「さても このよを ながむれば~♪」の歌と舞めちゃくちゃ美しい。美。ずーっと見ていたいと思った。このまま時間が止まればいいのに。ここで毛野が詠んだ唄の続きなんだったか忘れてしまった。舞台側ではなく後ろを向いて舞う時間が長い。

・肩を下げ、腰を反らしS字を描く女性らしい立ち振舞い。身体のひねりかたとか。ゆるやかで優雅。 肘を内角にまげて袖口をもつ。その手をたまに口元へ持っていったり。めちゃくちゃ妖艶。

・毛野の女性声、粉砂糖のような細かい粒子のようなやわらかなイメージ。好きすぎて涙出てきた。そのまま通路をスススっと駆け抜け舞台に上がり、桜の枝を触った後、信乃に桜吹雪をふーっと吹く。

・肩をすくめて「お~こわっ」

・信乃の刀を「ちょいと拝見(拝借?)」するとき、桜吹雪の名残で花びらがはらはら舞い落ちて綺麗だった。刀を見て「でも 人を切った刀ですね」というとき、「でも」の部分で少し眼光が鋭くなってて好き。

・舞台上手で舞台の中心から背を向ける毛野。右手で客席から顔を隠すようにして、そのあと右手ごしに見返るように舞台の中心をニヤリと見る。

・舞台真ん中の上から出てきて、信乃が戦っている様子をいけいけ!!みたいな感じでこぶしを振り回したりつき上げたりぴょんぴょんとんだり、ひらりを身をかわしたりすすすと移動したり、伏し目で下をのぞいたり。楽しそうな様子の毛野。

・再び信乃の玉が現れた時、少し唇を尖らせる毛野。

・信乃に刀を返せといわれて上から「ほらよ(男声)」と刀を投げ渡す。「確かにおかえししました♡(女声)」といい、桜の枝を口にくわえ階段を下りる。信乃と戦っていた人のうちの一人をつかみ上手側の階段へ連れていき手前で振り飛ばし腰を落とし、片足を前に出し、片手を信乃のほうへ向け「いいかァ!!お前が逃げる場所はどこにもない!!!(男声)」と叫ぶ。その後またしなをつくり「それでは ごたっしゃで(女声)」という。ここのシーン男性的と女性的が交互に出てくるのに、切り替えがすごくて頭がクラクラした。

・斜に構えた感じ、周りを見下しているような印象をうけた。

・男装で出てきた毛野、気づかない信乃に対して「このまえお会いしたじゃないですか(ありませんか?)」と女声で言うシーンめちゃくちゃかわいい。

(信乃が追い剥ぎをしようとしたことに対して) 「ァ男が女に 女が男にに化けるなんざぁ月並みすぎてはずかしいってもんよ。(両手をそれぞれくるっと返しながら)」のセリフめっっっちゃくちゃ好き。言い方が最高。 軍勢の士気を高めたあと、「なーんて」としなをつくる。男装で女性的な演技をする部分本当に好き。

・おそらくアドリブ?客席通路を歩くシーン、23日夜は毛野が「いつまで歩かせるんだ?」といって親兵衛が「あんまりせかすな。そうすけと信乃は急いで」というやりとり、24日昼は「いつまで歩かせるんだ」「何回同じこときくの」みたいなやり取りがあった。

・玉に書かれた文字に関して、「その人に相応しい文字」だという話を聞いたときは玉を取り出して、当然といったような表情をしているが、その後「足りないもの。それによって苦しめられているもの(悩んでいるもの?)」という話を聞くと玉を見つめて考え込むような表情。 ・二幕で戦いに行く前、舞台中心で言ったセリフめちゃくちゃかっこよかったんだけれどかっこよすぎて興奮して記憶とんだのでセリフ忘れてしまった。

・男装姿の毛野、腰を落として片足を前に出すポーズに多め。膝に腕を置いたり。肘は外角に少しまがる。口調が少し江戸っ子?っぽい。語尾に小さい母音が入ったり、途中で「っ」を入れる口調。

・親兵衛がみんなの前に現れるシーン、少し後ずさりして避けているし刀の柄に手をかけているし、読めない相手が現れてめちゃくちゃ警戒している様子の毛野。

・兜?を「捨てちまえ」といいながら右手でつまみ細工の髪飾りをくるくるする毛野。

・首筋に道節の刀を突き付けられた毛野、歯見せてニヤッとしながら横に移動しタイミングを見計らって刀をはじくところ好き。

・「俺にまかせろ!!」と叫ぶところかっこいい。殺陣も最高にかっこいい。

・道節親子、全く同じかまえだったり、動きがシンクロするところあってぐっときた。

・ドゥドゥンという鼓動のような音が鳴ると、倒れていた敵が一斉に起き上がるところ、倒しても倒してもきりがなさ過ぎる。

・仲間を先にいかせるために戦って死んだり、因縁がある相手と戦って死んだりしているのに、毛野は毛野側も見下して利用していたとはいえ、味方だと思っていた人たちに裏切られた。策士策に溺れる。悲しすぎる。背中に矢がささり左額と右の口もとから血を流し、最後は沢山の鉄砲に撃たれて死ぬ。 途中で俺の軍勢は何をしている!?と苛立ちを見せて一人で向かったあとの再登場、たった一人で四面楚歌になってしまった毛野はどんな気持ちだったのだろう。 刺さった矢をぐって抜いて、ぼろぼろになっても戦って、他の剣士たち(そうすけをのぞく)は命を落としたあと一度暗転し、しっかりたった比較的穏やかな状態での独白。(毛野も暗転してたかもしれん)でも毛野は矢がささったまま足を踏ん張り倒れるのを堪えるようにして、顔をバッとあげ絞り出すように独白。このとき顔にかかる乱れた髪が美しかった。 舞台中心で足を踏ん張りセリフを言うところ、ハムレットのラストシーンを思い出した。

・命を落とした剣士たちが再登場して信乃がみんなの名前順番に呼んでいくシーン、毛野の名前が呼ばれたときにニヤッて笑ってて好き。

・玉梓最後のシーン、犬神様ではなく、義実様、伏姫と叫んでいたのが印象的。

・アフタートークにて、口紅がペットボトルにつかないように?上を向いて口を開けて水を流し込む塩野瑛久さん。「アナと雪の女王をご覧の皆様~」と冗談を言う。岐州匠さんが弟役妹役と一緒にはけようとした際、立ち上がって手を振る塩野さん。

 

 

23日の公演観終わって、即24日の公演を見ることを決めて帰りにチケット買いました。実は1公演目、毛野の「それでは ごたっしゃで」のセリフ以降感情が高ぶりすぎてしばらく記憶がなかったので2回見られてよかった。

 

塩野さんを検索していると、「いのちスケッチ」という映画に出演していることがわかった。出番はそれほど多くないらしいけれど、迷ったらとりあえず見る行動派オタクなので見に行ってきた。恋愛絡むのかな~ってちょっと思ったけれど、そんなことはなく、死とか誕生とか、あくまで「いのち」をテーマにした優しいお話ですごく良かった。塩野さんは、主人公の友人?役で、着替えシーンとか、博多弁とか、ラーメンほおばる姿とか、彼女に「ごめ~~ん!!」ってかわいくあやまる姿がみられたので、映画観て良かったなぁと思った。

 

すっかりファンになってしまったので本屋にて塩野さん掲載のSPURやViViを購入して一日重持ち歩いていたので筋肉痛になりましたが、めちゃくちゃ塩野さんで充実した休日だった。

 

のちに、塩野さんPRINCE OF LEGENDのメガネ王子だということがわかったんだけれど、ぜんぜん気が付かなかった。小田島から毛野からメガネ王子。塩野瑛久さん演技の幅めちゃくちゃ広くないですか??

 

HiGH&LOWの過去作品を見るためにhulu契約したので、Re:フォロワーも見てみようと思います。